【40代教員の退職カウントダウン183:退職まで残り2年9か月】
はじめに
投資を始めたばかりの頃、多くの人が一度は興味を持つものがあります。
それが「株主優待」です。
株を持っているだけで、食事券や自社商品、割引券やカタログギフトなどがもらえる仕組みです。
私自身もかつては株主優待が大好きでした。

実際にヤクルト株やすかいらーく株、かっぱ寿司のカッパーホールディングス株を保有し、株主優待を楽しんでいました。
優待品が届くとちょっと得した気分になりますし、「株主になった」という実感も湧きます。
しかし現在、私は株主優待目的の株を一切保有していません。
今回は、株主優待とは何か、メリットとデメリット、そして私が優待投資をやめた理由についてお話ししたいと思います。
私は40代、小学校教員・教務主任(担任兼務)です。2028年3月に正規教員を退職すると決めています。詳しくはこの記事をどうぞ→【私が退職しようと決意した具体的経緯】
株主優待とは?
株主優待とは、企業が一定数以上の株式を保有している株主に対して、自社商品やサービスなどを提供する制度です。
例えば、飲食店の食事券や自社製品の詰め合わせ、商品券やカタログギフトなどがあります。
某テレビ番組で、株主優待を使い切るために自転車で爆走するおじさんが有名になったこともありました。

株主優待は配当金とは違い、現金ではありません。企業によって内容はさまざまです。
日本では非常に人気がありますが、実は海外ではあまり一般的ではありません。
日本独自の文化と言ってもよいでしょう。
株主優待のメリット
① 投資が楽しくなる
投資初心者にとって、「株価が上がる」よりも、「優待品が届く」方が株式投資の利益を実感しやすい場合があります。
私も最初はそうでした。
ヤクルトの商品が届いたり、すかいらーくの食事券が届いたりすると、「投資って面白いな」と思えたものです。

② 利用する企業なら実質的な利回りが高い
例えば私は河童ホールディングスの株を持っていた時、保有株は当時10万円ほどでしたが年間6,000円分の食事券がもらえました。
私の家族は回転寿司が大好きで、実質1.5回分の食事が無料になることにお得感を感じていたものです。
普段からそのお店を利用している人にとっては、実質的な価値があります。
配当金と合わせると高い利回りになることもあります。
※当時のカッパホールディングスは、株主優待はありましたが配当金はありませんでした。

③ 長期保有のきっかけになる
企業によっては長期保有で優待内容が充実することがあります。
そのため短期売買を防ぎ、長期投資の入り口になるケースもあります。
私が保有していた優待株

ヤクルト
私は以前、ヤクルト株を保有していました。
普段からヤクルト製品を利用していたこともあり、「商品がもらえるのは嬉しいな」と思ったのが購入理由の一つでした。
ヤクルトの株主優待は飲料のヤクルトではなく、そうめんなどの別食材でしたが夏前のタイミングで届くのでありがたかったです。

すかいらーく・カッパホールディングス
食事券がもらえる「すかいらーく株」や「カッパホールディングス株」も保有していました。
食事券がもらえるので家族で外食するときに利用していました。
優待券が届くたびに、「投資していてよかったな」と思っていたのを覚えています。

それでも私が優待投資をやめた理由
ここからが本題です。
投資について学ぶ中で、私は徐々に考え方が変わっていきました。
理由① 優待は現金ではない
配当金は現金です。当たり前ですが自由に使えます。
しかし株主優待は違います。例えば6,000円分の食事券をもらったとしても、
そのお店を利用しなければ価値はゼロです。
私自身、そうめんは揖保乃糸が好きだったので、「ヤクルトから届くそうめんは本当に欲しいものだったかな?」と考えるようになりました。
理由② 優待は突然なくなる
株主優待は企業の判断でいつでも廃止できます。
実際、優待廃止の発表と同時に株価が急落するケースは少なくありません。
投資家が優待目当てで保有していた場合、優待がなくなると一気に売りが出るからです。
つまり、株主優待は永続的に続く保証がないということです。

理由③ 投資の本質ではないと感じた
私自身はこれが一番大きな理由です。
投資を勉強するうちに次第に、「何がもらえるか」よりも、「その会社は成長するのか?」「成長を見抜けないならインデックス投資が正解なのではないか?」と考えるようになりました。
株主優待は投資のオマケであって、本来の投資とは、企業の利益成長や価値向上に期待してお金を預けることです。
優待だけを理由に投資先を選ぶのは、本質から少し外れていると感じるようになりました。

高配当株との違い
前回の記事では高配当株について書きました。

私が高配当株投資を続けている理由は、配当金というキャッシュフローが生まれるからです。
配当金なら、生活費や教育費、趣味や旅行など自由に使えます。
一方で株主優待は用途が限定されます。
将来、教員を退職した後の生活を考えた時、私にとって価値が高いのは優待券ではなく配当金や資産の増加でした。
だから私は優待株を手放し、インデックス投資を中心に据え、それ以外を高配当株やETF、債権へ資金を移していったのです。

私の資産公開記事はこちら→【40代教員の金融資産大公開!】
それでも株主優待投資を否定するわけではない
ただ、誤解してほしくないことがあります。
私は株主優待投資をやめましたが、株主優待そのものを否定しているわけではありません。
例えば、投資を始めるきっかけや家族で投資を楽しむ目的、応援したい企業を持つためであれば株主優待は十分価値があります。
実際、優待があるから投資に興味を持った人もたくさんいます。
それは素晴らしいことだと思います。
私の現在の投資方針
現在の私は、インデックス投資を核にして高配当ETFや一部の高配当個別株、そして債権で運用しています。
私の目標は、2028年年度に正規教員を退職し、その後は講師として働きながら、資産運用と配当金で生活を支えることです。
そのため、「何がもらえるか」ではなく、「どれだけ資産が成長するか」「どれだけ配当金が増えるか」を重視しています。

私自身はこれからの時代、安定職である教員も投資が必須だと思っています。初心者の方には楽天証券で投資口座を開設することをお勧めしています。
【教員こそ証券口座を持っておいた方がいいと思う理由と初心者におすすめする証券口座】
このブログの情報発信が、先生方の投資スタートの第一歩になるといいなと思っています。
おわりに
株主優待は投資の楽しさを教えてくれる素晴らしい制度です。
私自身もヤクルト株やすかいらーく株、カッパホールディングス株を保有し、その恩恵を受けてきました。
しかし投資について学ぶ中で、「優待をもらうこと」よりも「企業の価値や成長を見極めること」それができないのであれば「インデックス投資の恩恵に乗っかること」の方が大切だと考えるようになりました。
今でも株主優待を楽しんでいる方を否定するつもりはありません。
ただ、もし投資を長く続けるのであれば、「何がもらえるか」ではなく、「どんな会社のオーナーになるのか」という視点も持ってほしいと思います。
それが、私が株主優待投資を経験してたどり着いた結論です。


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