【40代教員の退職カウントダウン185:退職まで残り2年9か月】
はじめに
私は2029年3月末で教員を退職する予定です。
退職後は他県で常勤講師として働き、その後は非常勤講師へ移行する計画を立てています。
そんな私が資産形成を考える中で意識しているのは、「資産を増やすこと」だけではありません。
もう一つ大切にしているのが、給料以外の「キャッシュフロー(現金収入)を作ること」です。
今回は、私自身が将来のキャッシュフローのために少しずつ積み立てているETFについて、投資初心者の先生方にも分かりやすく解説したいと思います。
私は40代、小学校教員・教務主任(担任兼務)です。2028年3月に正規教員を退職すると決めています。詳しくはこの記事をどうぞ→【私が退職しようと決意した具体的経緯】
※ETFは投資初心者の先生にはわかりにくい上級者向け金融商品です。もしよければ、以下の記事にて投資について学んだ上で、この記事を読んでいただければ幸いです。
【教員の金融教養シリーズ総まとめ 金融教育ができる教員になるために学んだこと】

ETFとは?
ETFとはExchange Traded Fund(上場投資信託)の略です。
簡単に言うと、投資信託と株式の中間のような金融商品です。
例えば、S&P500や全世界株式、高配当株や米国債券など様々な資産をまとめて購入できます。
しかも株式と同じように市場で売買できます。

投資信託との違い
初心者の方が最初に疑問に思うのが、「投資信託と何が違うの?」という点です。
投資信託
- 100円から積立可能
- 売買の値段が確定するのは1日1回
- 自動積み立てに適していて初心者向け
ETF
- 株と同じように売買
- リアルタイムで価格が動く
- 配当金を受け取れる商品が多い
つまり、投資信託は資産形成向き、ETFは資産形成+キャッシュフロー向きと言えます。

なぜETFが人気なのか?
ETFには大きな魅力があります。
それは「1本で分散投資できること」です。
例えば、S&P500のETFを買えば、アメリカを代表する500社にまとめて投資できます。
個別株のようにこの会社は大丈夫だろう?かや、業績はどうだろうか?と毎日心配する必要がありません。

私がETFに興味を持った理由
私の資産形成の中心は、S&P500と全世界株式(オルカン)の投資信託です。
まずは資産を増やすことを優先しています。
しかし、退職後の生活を考えるようになると、「資産額の増加でなく現金収入も欲しい」と思うようになりました。
そこで保有しているのが、「HDV」「VYM」「AGG」という名前のETFです。

HDVとは?
HDVは米国の高配当ETFです。
特徴は、
- 配当利回りが比較的高い
- 財務が安定した企業中心
- 生活必需品やヘルスケアが多い
という点です。
投資対象の代表的な業種としては、医薬品や通信インフラ、エネルギー産業や生活必需品などがあります。
景気に左右されにくい企業が多く、比較的ディフェンシブなETFとして知られており、不景気の時も値動きも小さいので安心できます。

VYMとは?
VYMも高配当ETFです。
しかしHDVとは少し性格が違います。
VYMは米国の大型高配当企業を幅広く集めたETFです。
特徴は、
- 保有銘柄数が多い
- 分散性が高い
- 金融株の比率が高め
という点です。HDVよりも幅広く分散されています。分散投資という意味で保有しています。

なぜHDVとVYMの両方を持つのか?
HDVは「ヘルスケア」「生活必需品」を主力商品とする会社の株がなどが比較的強め。
VYMは金融をはじめとした幅広い大型株への投資色が強めです。
同じ高配当ETFでも少し性格が違います。私はこの違いが分散になると考えています。
二つともアメリカ株のETFですが、証券口座さえあれば日本からでも、スマホのアプリで指一本で投資できます。この気軽さもETFに投資する理由の一つです。
【教員こそ証券口座を持っておいた方がいいと思う理由と初心者におすすめする証券口座】

AGGとは?
AGGは米国債券ETFです。
株式ではなく、米国国債や社債などに投資しているETFです。
株式ほど大きく成長する可能性はありません。
しかし、債権は株式と違う値動きをするため、株式の暴落があった時に、自分の資産を守る役割を期待しています。
債権投資に関しては、私はAGGだけでなくアメリカの国債と日本国債も保有して資産を守っています。
債権についてはこちらの記事で詳しく解説しました。

私がAGGを持つ理由
現在はまだ資産形成期なので、株式中心です。
しかし退職後を考えると、資産を増やすだけではなく、資産を守ることも重要になります。
そのため、少しずつAGGを積み立てています。
将来的には、株式だけではなく債券も組み合わせることで、保有資産の値動きを穏やかにしたいと考えています。
ETFはどうやって買うの?
ETFは証券会社で購入できます。
代表的なのは、SBI証券や楽天証券です。
それらの証券口座のNISA口座でも購入可能です。
このブログでは初心者の先生には、アプリが使いやすく楽天ポイントも貯められる楽天証券をお勧めしています。
ただし、ETFは投資信託よりも仕組みが少し複雑です。
まずはオールカントリーやS&P500などのインデックス投資を理解してからでも十分だと思います。
ETFと高配当投資の注意点
もちろんメリットばかりではありません。
高配当ETFには、
- 配当金に税金がかかる
- 株価成長がS&P500に負ける可能性がある
- 円高の影響を受ける
といったデメリットもあります。
そのため、投資を「高配当ETFだけ」に集中するのは避けた方が良いでしょう。
3つ目の「円高の影響を受ける」に関して、為替についてはこちらの記事で解説しています。
【「為替介入」|NISA民が知っておきたい円安の仕組み】

私自身の考え方
私は今後も資産形成の中心はS&P500や全世界株式だと考えています。
その上で、HDVやVYMを積み立てる理由は、資産を増やすだけではなく、将来のキャッシュフローを作りたいからです。
2029年に教員を退職した後、常勤講師や非常勤講師として働きながら、ETFからの配当金も受け取る。
そんな状態を作れれば、生活の選択肢は大きく広がると思っています。

まとめ
ETFとは、投資信託の分散性と株式の売買しやすさを兼ね備えた金融商品です。
私自身は、
- 資産形成のためのS&P500・オルカン
- キャッシュフローのためのHDV・VYM
- 安定化のためのAGGや債権
という考え方で保有しています。
ETFは万能ではありません。
しかし、「資産を増やす」だけでなく「将来の現金収入を作る」という視点を持つと、投資の見え方は大きく変わります。
先生方もぜひ、ご自身のライフプランと照らし合わせながら、ETFという選択肢について考えてみてください。



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