HOW TO 教員の恋愛シリーズ11 マッチングアプリでスピード婚を決めた若手教員

教師のお仕事

【40代教員の退職カウントダウン187:退職まで残り2年9か月】

はじめに

40代の私にとって、恋愛の出会いと言えば学校、部活動、サークル、アルバイト先、職場、あるいは友人の紹介や合コンでした。

私自身の恋愛も、高校の文化祭や大学のサークル活動、そして職場から始まったものばかりです。

ところが今の20代の先生方にとっては、それらは必ずしも当たり前ではないようです。

今回お届けするのは、マッチングアプリで出会い、わずか半年で結婚を決めた若手女性教員の話。

昭和生まれの私には驚くことばかりでしたが、もしかするとこれが令和のスタンダードなのかもしれません。

私は40代、小学校教員・教務主任(担任兼務)です。2028年3月に正規教員を退職すると決めています。詳しくはこの記事をどうぞ→【私が退職しようと決意した具体的経緯


登場人物

大竹先生(仮・25歳)

大竹先生(仮・25歳)

私が以前勤務していた学校に、私の転勤後に赴任してきた若手女性教員です。

職場では「かわいい」「感じが良い」「仕事も頑張る」と評判で、男性職員の間でも話題になる存在だったそうです。今回の主人公です。

小山先生(仮・27歳)

小山先生(仮・27歳)

新任時代に私と同じ学年を組んだ後輩教員です。

真面目で一生懸命ですが、少し不器用なところがあります。

私の転勤後も学級経営や仕事、人間関係など様々な相談をしてくれる後輩で、今回も彼女が縁をつないでくれました。

実は小山先生にもなかなか興味深い恋愛エピソードがあります。

HOW TO 教員の恋愛シリーズ⑫ 猫と推し活を選んだ女性教員の「結婚しない」という幸福論


話には聞いていた大竹先生

私が以前勤務していた学校を異動してからしばらく経った頃のことです。

後輩の男性教員からこんな報告を受けました。

めちゃくちゃ可愛い新任の先生が赴任してきました!

めちゃくちゃ可愛い新任の先生が赴任してきました!

男性職員らしい報告だなと思いましたが、その後も別の先生から

「仕事もできるらしいですよ」「保護者対応も上手です」「コミュニケーション能力が高いです」

という話を耳にするようになります。

私は直接会ったことはありませんでしたが、大竹先生の存在だけはよく知っていました。

そして私の転勤から3年後。

小山先生から連絡が入ります。

小山先生から連絡が入ります

大竹先生が仕事のことで悩んでいるので、一度相談に乗ってもらえませんか?

内容は私の専門分野だったこともあり、三人で食事をすることになりました。


相談は10分で終わった

実際に話を聞いてみると、悩みの原因は彼女の知識不足によるものでした。

少し整理して説明すると、「あ、それなら大丈夫そうです」と本人の中で解決した様子。

相談自体は10分ほどで終わってしまいました。

その後は20代女性教員二人のガールズトークを聞きながら食事を続けることに

せっかくなので、その後は20代女性教員二人のガールズトークを聞きながら食事を続けることにしました。

すると驚きの事実が判明します。大竹先生は数か月前に入籍していたのです。しかも出会って数ヶ月の人と!


出会いは昨年の夏休み

私は尋ねました。「(年齢的に)学生時代から付き合っていた人?」

ところが返ってきた答えは予想外でした。

「出会ったのは去年の夏です。」

私は思わず聞き返しました。

「去年の夏?付き合いはじめではなくて、出会いが?」

「はい。」

「で、もう結婚?」

「はい。」

さらに話を聞くと、出会ったその日に付き合うことを決めたそうです。

この辺りから昭和生まれの私の頭の中には大量の『?』が浮かび始めました。

昭和生まれの私の頭の中には大量の『?』が浮かび始めました

出会いはマッチングアプリ

二人の出会いはマッチングアプリでした。私は率直に聞きました。

「職場にいい人はいなかったの?」

すると大竹先生は少し笑いながらこう答えました。

教員という仕事柄、職場恋愛ってリスクばっかりじゃないですか。

彼女によると、職員室は閉鎖的な空間であり、人間関係が非常に濃い。

もし交際がうまくいかなかった場合、仕事にまで影響が出る可能性があります。

実際、私自身も教員同士の恋愛や結婚をたくさん見てきましたが、別れた後に気まずくなったケースも見てきました。

また、地域には保護者や子どもの目もある。SNSは発達したこの時代、どんな発信につながるかわかりません。

なるほど。これは今の若い先生ならではの合理的な考え方なのでしょうでしょう。

これは今の若い先生ならではの合理的な考え方

条件検索で出会う時代

大竹先生がアプリで設定していた条件はシンプルでした。

・年齢が近いこと

・公務員であること

教員という仕事にやりがいを感じていた彼女は、仕事への価値観が近い相手を求めていたそうです。

そしてマッチングしたのは2歳年上の高校教員。メッセージのやり取りも楽しく、写真も好みのタイプ。

1週間後には実際に会う約束をしていました。

ちなみに大竹先生は学生時代からマッチングアプリを利用しており、これまで付き合った相手も全員アプリ経由だったそうです。

ここにも世代の違いを感じました。


半年後には結婚

実際に会った当日、二人は交際をスタートさせます。

私にはなかなか理解が追いつきませんでしたが、本人たちにとっては「事前に十分やり取りしていた」「価値観も確認できていた」ため、出会った初日に付き合い始めることに迷いはなかったそうです。

ただし後から聞くと、最初に相手が名乗っていた名前は本名ではなく、住んでいる地域も少し違っていたとのこと

ネット上での出会いだからこそ、個人情報を慎重に扱っていたそうです。

私からすると、交際初期に嘘をついていた相手を信用できるのか、、、と思ってしまいますが、若者二人の評価は、「個人情報を適切に扱えるしっかりした人」なんだそうです。

その後も交際は順調に進み、8月に出会い、1月に入籍というスピード婚になりました。

私にはなかなか理解が追いつきませんでしたが、本人たちにとっては「事前に十分やり取りしていた」「価値観も確認できていた」ため、迷いはなかったそうです。

職員室にも令和型恋愛の波が来ている

正直、大竹先生の話は驚くことばかりでした。

しかし考えてみれば、お見合い結婚が当たり前だった時代の人から見れば、恋愛結婚も理解しがたいものだったのかもしれません

時代が変われば、出会い方も変わります。

実際、私の現在の職場の30代男性教員もマッチングアプリで出会った彼女と交際しています。

友人の40代女性教員も婚活アプリを利用しています。

もはやマッチングアプリは特別なものではなく、出会いの一つの手段として完全に定着しているのでしょう。


おわりに

昭和生まれの私にとって、恋愛のスタートは学校や職場、友人の紹介が当たり前でした。

しかし今の若い先生たちにとって、マッチングアプリはごく自然な出会いの場です。

マッチングアプリは特別なものではなく、出会いの一つの手段として完全に定着している

教員不足や働き方改革が話題になる一方で、恋愛や結婚の形もまた大きく変わっています。

令和の職員室では、恋愛もまたICT化している。そんな時代の変化を感じた出来事でした。

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