【40代教員の退職カウントダウン189:退職まで残り2年9か月】
はじめに
「FIRE(ファイアー)」という言葉を聞いたことはありますか?
FIREとは、Financial Independence Retire Earlyの略で、日本語にすると「経済的自立と早期リタイア」という意味になります。
簡単に言うと貯金と投資の利益だけで一生暮らせる状態を作り、若いうちに仕事を辞めて自由に生きることです。
FIREという言葉やムーブメントが日本で本格的に話題になり始めたのは、2018年〜2019年頃です。その後、2021年頃に大規模なブームへと発展しました。
ただ、FIREという言葉が広まったことで、「FIRE=働かなくなること」と誤解されている人が多いのではないかと思っています。
私自身、2028年度末で正規教員を退職する予定ですが、仕事を完全に辞めるつもりはありません。
むしろ、非常勤講師や常勤講師、ブログ運営やその他の副業などを組み合わせながら、より自由な働き方をしたいと考えています。
そこで今回は、教員向けに改めて4種類のFIREを分かりやすく解説しながら、「私が目指しているFIREとは何か」についてもお話したいと思います。この記事が先生方の自由な人生の第一歩を踏み出すきっかけになればと思います。

私は40代、小学校教員・教務主任(担任兼務)です。2028年3月に正規教員を退職すると決めています。詳しくはこの記事をどうぞ→【私が退職しようと決意した具体的経緯】
FIREとは何か?
改めてFIREを簡単に説明すると、資産からの収入や貯金だけで生活できる状態を作り、働くかどうかを自分で選べるようになることです。
大切なのは、「働かないこと」ではなく「働くかどうかを選べること」です。
例えば、仕事を辞めたくても住宅ローンや生活費のために辞められない。
人間関係が辛くても我慢するしかない。
そんな状態は経済的に自由とは言えません。
一方、「生活費は資産収入でまかなえる状態」なら、働きたければ働く。嫌なら辞める。
そういう選択ができます。これがFIREの本質です。
FIREにもいくつか種類があります。
① Fat FIRE(ファットFIRE)
最も豪華なFIREです。
生活費だけでなく、旅行や趣味、外食や高級車などの贅沢費用まで資産収入だけでまかないます。
イメージとしては、資産5億円以上で年間配当や運用益1500万円以上といった世界です。

教員が目指すには現実的とは言えません。
ただし、起業や事業売却などで大きな成功を収めた人なら到達可能です。
② Lean FIRE(リーンFIRE)
必要最低限の生活費だけを資産収入でまかなうスタイルです。
質素な生活を前提とし、車を持たず自炊中心、住宅費を極限まで抑えるなどで生活コストをギリギリまで下げます。

必要な資産額は2000万円〜3000万円程度と言われています。
FIRE界隈では人気がありますが、家族がいる教員には少し厳しいかもしれません。
私自身も、ここまで切り詰めた生活はしたいとは思いません。
③ Side FIRE(サイドFIRE)
私が最も魅力的で教員でも到達可能だと思っているのがこれです。
生活費の土台は資産運用で作りながら、好きな仕事で収入を得るスタイルです。
例えば、非常勤講師やブログ運営、教育系記事のライターやオンライン塾講師などです。
重要なのは、「働かなければ生活できない」ではなく、「働きたいから働く」という点です。
最低限の生活費は資産収入で確保しているので、嫌な仕事を無理に続ける必要はありません。
私は退職後、各地で非常勤講師や常勤講師として働きながら観光する生活に魅力を感じています。
北海道や広島、福岡、沖縄などで暮らしながら働く。

そんな生活は正規教員のままではなかなか実現できません。
私にとってSide FIREは、単なるお金の話ではなく、人生の選択肢を増やすための手段なのです。
詳しくはこちらの記事をお読み下さい↓
【40代教員の退職後プラン|常勤講師で全国を旅する「漫遊計画」】
④ Barista FIRE(バリスタFIRE)
アメリカで生まれた考え方です。資産収入を持ちながら、アルバイトやパートなどの軽い仕事を続けます。名前の由来はカフェ店員(バリスタ)です。
例えば、週3日だけ働く。午前中だけ働く。そんなイメージです。

教員で言えば、カフェで働くというよりも、資産収入+支援員や学習サポーター、軽めの非常勤講師などが近いかもしれません。
社会とのつながりを保ちながら、自由な時間も確保できる点が魅力です。
③のサイドFIREとの境目が曖昧ですが、バリスタFIREの方が労働比重が軽いイメージです。必要なら働く感じです。
⑤ 実は5つ目もある「Coast FIRE」
最近はCoast FIRE(コーストFIRE)という考え方も注目されています。
これは、老後資金の準備がほぼ終わった状態です。
例えば、45歳時点で1000万円近い資産は年利5%で運用すれば、追加をしなくても20年で2000万円程度に育ちます。つまり45歳以降は大きな追加投資をしなくても老後2000万円問題は解決している。
あとは生活費だけ稼げばいい。将来のことを考えなくてももらえる給料は全て使って大丈夫。
無理をして昇給を望まなくても良い。つまり、資産形成を全力で頑張る段階が終わった状態です。
コーストFIRE状態になるまでは必死で資産形成するが、その後のお金は自由に使い、人生を楽しむ。
実は私はこの状態は達成しています。私の現在の金融資産についてはこちらの記事で公開しています
【サイドFIREを目指す教員の資産公開シリーズ】
私が目指しているのはどのFIREか?
私の場合、目指しているのはサイドFIREとコーストFIREの中間です。
具体的には、
パターン①
資産運用+非常勤講師。これはサイドFIRE、又はバリスタFIREです。
生活費の多くを資産収入で支えながら、非常勤講師として週数日働く。
非常勤講師という、かなり気楽な立場で教育に関わりつつ、人生を楽しむ生活です。

パターン②
資産運用+常勤講師。こちらはCoast FIREに近い考え方です。
老後資金はほぼ完成している。
だから正規教員のような激務は辞める。
その代わり常勤講師として働きながら日々の生活費をまかなう。
贅沢費と老後資産は現在の金融資産で。
私は教務主任を勤めながら担任も務めています。日々激務に追われ、体も心が休まる暇がない。
【なぜ教務主任をしながら担任を?教員不足の現場から見えた実態(R8年度)】

でも教師としての仕事は嫌いではありません。
なら、給料は少しぐらい下がっても、のんびりと担任のみを務めることはできないか。
このスタイルでも私の人生は十分満足できると思っています。

パターン③
①と②を年度ごとに選択する。
これが私の理想とするパターンです。
担任をしたくなったら常勤講師、ゆったり生活したくなったら非常勤講師と年度ごとに選択し、その年その年でどう過ごすかを考える。
中国地方を旅行で周りたかったら中国地方で常勤講師を探し、北海道で生活したくなったら北海道で常勤講師を探すのもいいでしょう。

老後資金の心配が無く、子どもも独立していれば働く場所も選択できます。
なぜ私がFIREを目指すのか
誤解しないでいただきたいのですが、私は教員という仕事が嫌いになったわけではありません。
ただ、20代や30代の頃のように、仕事中心の人生を送りたいとは思わなくなりました。
これからの人生では、旅行や読書、健康づくりや妻との時間などを、もっと大切にしたいのです。
そのために必要なのが、資産形成による経済的な余裕に裏付けられたFIREなのです。

まとめ
FIREには様々な種類があります。
- Fat FIRE
- Lean FIRE
- Side FIRE
- Barista FIRE
- Coast FIRE
どれが正解というわけではありません。
大切なのは、自分がどんな人生を送りたいのかです。
私自身は、大金持ちになりたいわけではありません。
ただ、「働かなければ生きていけない」状態からは卒業したい。
そして、「働きたいから働く」と言う人生を送りたい。
2028年度の退職は、そのための第一歩になると思っています。



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