【40代小学校教員の退職カウントダウン15:退職まで残り3年7ヶ月】
はじめに
「授業準備に追われて自分の時間がない…」
「教材研究をしたいけど、どこから始めればいいか分からない」
そんな悩みを持つ若手の先生は多いのではないでしょうか?

私も教員になったばかりの頃は、毎晩遅くまで教材研究に追われていました。
私は40代の小学校教員・教務主任(担任兼務)です。
3年半後の2028年度3月で正規教員を退職することを決めています。
でも今は、インターネット・生成AI・SNSをうまく使うことで、ずいぶんタイパよく(タイムパフォーマンスよく)教材研究ができるようになっています。今日は職員室で私自身が若手に勧めている、教材研究を楽にする方法を紹介します。
① 公式サイト・動画で教材研究の基礎をおさえる
教材研究の出発点は「信頼できる情報源」。まずは以下のサイトをチェックしてみましょう。
- 文部科学省:学習指導要領解説や最新の教育政策資料
- 各教育委員会のサイト:公開授業や実践事例
- NHK for School:子どもたちが夢中になる動画教材
- 教育新聞:教育界の最新ニュースや授業の工夫事例
- YouTube:授業実践の動画や板書例
一応教務主任としての立場上、文部科学省や教育新聞のサイトをおすすめしましたが、、、
本音で若手の先生におすすめしているのはNHK for schoolとYouTubeです。
特にNHK for Schoolは、短時間で授業に直結する映像が揃っているので、授業にも教材研究にもとても使いやすいですよ。
私も忙しくて授業準備が間に合わなかった時は重宝しています!
教科によってはワークシートや授業の流れなどの資料もあります。
YouTubeは「社会科 授業実践 単言名」で検索をかけると板書例や単元構想などたくさん出てきます。
私は中学校の社会の授業で生徒を楽しませるための小ネタを集めるのに使っていました。もちろん、内容は玉石混合で正しくないものも混ざっているので情報の取り扱いには注意が必要です
社会科の私のおすすめチャンネルを紹介しますね。
「社會部部長」
② 生成AIで教材研究を加速させる
次におすすめしたいのが生成AIの活用です。
私はChatGPTを特に重宝しています。
例えば、
1. 授業構成のアイデア出し
- 単元・学年・授業形態を入力すると、複数の授業案が瞬時に出てくる。
- 特に「一斉授業」か「グループワーク」かを指定すると、それに応じたバリエーションが出て便利。
2. 発問の改善
- 実際の発問を入力して「児童の反応を予想して」と依頼すれば、子どものリアクションを事前に想定できる。
- 「より良い発問を提案して」と依頼すると、新しい視点が得られる。
3. 教材の要約・整理
- 長い資料を短くまとめてくれるので、そのまま板書ネタや配布資料に使える。
- 特に社会科や国語など、文章資料が多い教科で重宝。
4. 模擬対話(生徒役シミュレーション)
- AIに「中学生役」をしてもらえば、教師側で想定問答集が作れる。
- 授業の流れを事前にイメージでき、授業中のアドリブ力も上がる。
5. 指導案の検討
- 指導案や教材研究の流れをPDFにして読み込ませ、意見をもらうことも可能。
- さらに「指導案の肯定派と否定派に分かれて議論してみて」と依頼をすれば、即席で指導案検討会も開ける。研究授業前のブラッシュアップに役立つ。

以前の記事でAIを活用した授業について触れましたが、生成AIは上手に活用すれば、授業のみならず教材研究でも必ず先生たちをサポートしてくれます!
チャットGPTを私がどのようなプロンプトで使い倒しているかはこちらの記事で公開しています
「教員向けChatGPT活用プロンプト集|授業・校務・研究で即使えるテンプレート」
③ SNSで先生同士とつながる
最後に紹介したいのがSNS。
一人で教材研究を抱え込むより、現場の先生とつながって工夫をシェアすることで一気に効率が上がります。
- X(旧Twitter):「#授業づくり」で検索すると実践アイデアが多数
- Facebookグループ:「中学校社会科教育研究会」などの教育系コミュニティ
- Instagram・note:教材や授業の工夫をビジュアルでシェアしている先生多数
特にXはリアルタイムで工夫が流れてくるので、気軽にタイムラインを眺めるだけでも「明日の授業で使える!」というネタに出会えます。
私は年代的にFacebookをよく使っていたのですが、最近「X」を始めました。
まだ活用し始めて1ヶ月も経っていませんが、若手の先生たちの教材研究に役立てて欲しいとYouTubeチャンネルを開設したという人と繋がりました。せっかくなので紹介しておきます。
SNS上には玉石混合ですがたくさんのヒントが転がっています。積極的に活用していきましょう!

まとめ
教材研究をタイパよく進めたいなら――
- 公式サイトやNHK for Schoolで基礎を押さえる
- 生成AIで教材研究を加速する
- SNSで教員同士とつながる
この3つを組み合わせれば、教材研究はぐっとラクになります。
「授業準備に追われて自分の時間がない…」と感じている若手の先生にこそ、この方法を試してほしいです。
教育の未来!?AIについて考えるシリーズ
「教員向けChatGPT活用プロンプト集|授業・校務・研究で即使えるテンプレート」
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