【40代小学校教員の退職カウントダウン31:退職まで3年6ヶ月】
はじめに
先生方、ふるさと納税はもうやっていますか?
名前は知っているけど「なんだか難しそう」「手続きが面倒そう」と思って手を出していない方も多いのではないでしょうか。
私は40代小学校教務主任(担任兼務)、2028年度末に正規教員を退職予定です。
そんな私が声を大にして言いたいのは、
ふるさと納税は「やらない理由がない」ほどお得な制度 だということ。
一度仕組みを理解すれば、手続きは意外とシンプル。しかも実質2,000円の負担で全国の美味しい特産品が届き、税金の負担も軽くなる。
まさに家計を守りたい先生方にぴったりの制度なのです。
ふるさと納税とは?
ふるさと納税は、2008年に始まった「応援したい自治体に寄付できる仕組み」です。
普通、我々の支払っている税金の一部は今住んでいる市町村に支払われます。
この支払先を自分で選び、寄付という形で支払うことができます。すると翌年の税金が寄付額分だけ差し引かれるのです。
納税と名前がついていますが、正確には 「寄付をすると、翌年の住民税や所得税からその分の金額が引かれる制度」 です。
ポイントは次の3つ。
- 地方の財源確保
過疎化で税収が減った自治体を支えることができます。 - 税金の使い道を選べる
「子育て支援に使ってほしい」「環境保護に使ってほしい」といった形で、自分の意思を反映できます。 - 地域の魅力を知るきっかけ
返礼品としてその土地の特産品(お米、果物、肉、魚など)が届くので、地域を身近に感じられます。

実際の仕組み
例えば、住民税30万円を払う予定の先生が、5万円をふるさと納税で寄付した場合。
- 本来の住民税:30万円
- ふるさと納税で寄付:5万円
- 翌年の住民税は25万円に減額
- 返礼品(お米や肉など)が届く
- 実際には寄付額のうち、2000円は自己負担分。
つまり、実質2,000円の自己負担 でお米や肉などの返礼品がもらえるわけです。
💡 注意点:ふるさと納税は「寄付した年の税金がその場で安くなる」のではなく、「翌年の住民税から差し引かれる」仕組みです。ここを理解しておくと安心です。
教員にとってのメリット
- 節税効果が大きい:公務員は比較的高収入なので、寄付できる上限額も比較的高い。つまり返礼品がたくさんもらえます。
- 副業禁止でも安心:法律的に問題ない制度なので堂々と利用できる。
- 家計の味方:実質2,000円で家計を助ける食材や生活必需品を得られる。

デメリットも理解しておこう
- 地元自治体の税収が減る
ふるさと納税を利用すると、今住んでいる市町村の税収は減ります。 - 返礼品合戦の歪み
高価な返礼品で寄付を集める問題があり、国がルールを設けました。 - 自治体間の格差
人気の特産品がある自治体に寄付が集中する傾向があります。
とはいえ、個人としてはほとんどデメリットなく利用できる制度です。
どうやって始める?
- ポータルサイトにアクセス
楽天ふるさと納税、さとふる、ふるなびなど。Amazonのように返礼品を選べます。我が家はサイトの使いやすさ、わかりやすさから「ふるさと本舗」を使っています。おすすめです。 - 寄付の上限額を確認
年収や家族構成によって限度額が変わります。給料明細を片手に、サイト内のシミュレーターで計算しましょう。40代正規教員、家族持ちの私はだいたい10万円が寄付上限です。 - 返礼品を選ぶ
アマゾンで商品を選ぶように返礼品が選べます。楽しいひと時のはずです(笑)初めての方は5自治体以内にしておくと後の手続きが簡単です。 - ワンストップ特例制度を活用
返礼品と一緒に送られてくる書類に記入・返送します。書類自体は簡単ですので心配しないでください。ただ、この手続きを忘れると税金の減額がなく、ただの高い買い物になってしまいます(涙)寄付が5自治体を超える場合は、この特例制度が使えないので年末に確定申告が必要になります。慣れないうちは5自治体にしておくといいと思います。

わが家のふるさと納税
我が家では毎月、熊本県から届くお米の定期便を利用しています。
正直にいうと「米騒動」のニュースも他人事でした(笑)
また、兵庫県淡路島のコーヒーと、茨城県つくばみらい市のブランド卵定期便は毎年頼んでいます。
そして、年によって静岡県の鰻や福岡県の冷凍庫パンパンになるハンバーグ…と、全国の味を楽しんでいます。まさに「やらない理由がない」制度だと実感しています。

まとめ
ふるさと納税は、先生方にとって 節税と家計防衛、地域貢献を同時に実現できる制度 です。ご存知のように我々教員は副業が禁止されており、節税も選択肢が非常に狭いです。ふるさと納税はそんな教員こそ利用するべき制度といえます。
一度やってみれば、その手軽さとお得さに驚くはず。1年の途中でも寄付はできます。まだ利用していない先生は、ぜひ今年から始めてみてください。

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