【40代小学校教員の退職カウントダウン25:退職まで残り3年7ヶ月】
はじめに
私はこれからの時代、教員こそ投資を始めるべきだと思っています。特にこのブログでおすすめしている インデックス投資 は、教員の仕事と相性がよく、効率的に資産形成ができると確信しています。
私は40代の小学校教員・教務主任(担任兼務)。
3年半後の2028年3月に正規教員を退職する予定です。
ただし、投資なら何でも良いわけではありません。
今回は「教員に向いている」と言われることが多い 不動産投資 について、私が実際に勉強した上で「やらない」と決めた理由を紹介します。
不動産投資を検討している先生方の参考になれば幸いです。

教員に不動産投資が向いていると言われる理由
① 教員は不動産ローンが通りやすい
教員は「安定した収入が長期的に見込める」職業です。
地方公務員としての身分は倒産やリストラのリスクが低く、給与水準も安定。銀行からの信用度が高いため、住宅ローンや不動産投資ローンの審査に通りやすいのが特徴です。
いわゆる 「属性の強さ」 で優遇され、融資条件が良くなることも珍しくありません。教員にとっては「自己資金が少なくても始めやすい投資」と言えるでしょう。

② 副業規定に違反しない
教員には副業規制がありますが、不動産賃貸業は 一定の範囲内なら副業と見なされません。
一般的な基準は次の通りです:
- 5棟10室基準(アパート5棟未満、マンション10室未満)
- 年間家賃収入500万円未満
この範囲であれば「事業的規模」にならず、副業規定に違反しないため安心です。ただ、自治体によっては校長や教育委員会の許可が必要な場合がありますので、ご自分で確認してください。
③ 管理会社に任せられる
家賃の回収や修繕対応なども、管理会社に委託すればほぼ丸投げ可能。専門知識がなくても始められるのも魅力です。
こうした理由から、教員に不動産投資を勧める声が多いのは事実です。
私自身も強く惹かれ、実際に物件の内見まで行ったことがあります。

それでも私がやらないと決めた理由
① 不動産市場の将来に不安がある
日本は少子高齢化が進み、東京でさえ人口減少が始まる時代です。
それでも新築物件は毎年建ち続け、やがて「家余り」になるのではないかと感じます。
特に親族の持ち家で相続の際の処分が難しい状況を目の当たりにしました。先生方も祖父母宅など、将来的にどうなるか未知数、、、という不動産はありませんか?
「日本の不動産は長期的にリスクが大きい」と感じています。
② 結局は手間がかかる
管理会社に任せられるとはいえ、大規模修繕や入居者対応では必ずオーナー判断が必要です。ということは、脳のリソースをそこに裂かなければいけません。
日々忙しい教員にとって、不動産投資は規模を小さくしても「片手間でできる投資」ではなく、やはり 不動産賃貸業という事業 なのだと感じました。
③ 詐欺や失敗リスクを避けられる自信がない
不動産投資で一番大事なのは「良い物件を適正価格で買えるか」ですが、これは素人には極めて難しいです。
私も物件を見て回りましたが、不動産は二つと同じものがなく、適正価格が素人には判断がつきません。また、日々の忙しさから一つ一つの不動産の良し悪しを比較・検討する時間も私たちにはないと思います。
不動産業者の「この物件はいいですよ」という言葉への判断に迷っている時に読んで、強い衝撃を受けたのがこちらの本です

この本には詐欺や失敗事例が豊富に紹介されています。
中年公務員の不動産投資失敗事例は他人事とは思えませんでした。
ここで私は「安易に参入するべきではないな」と心底思いました。これから不動産投資を検討する先生は、ぜひこの本を一度手に取ってほしいです。
結論:教員はやっぱりインデックス投資が最適
不動産投資は確かに「属性の強い教員」に向いている面はあります。ですが、忙しい現職教員にとってはリスクや手間の大きさが勝ると私は判断しました。
私の結論はシンプルです。
「教員が選ぶべきは、やっぱりインデックス投資」。
ほぼ放置で続けられ、手間もなく、確実に将来の資産形成につながる。
退職までは不動産投資に使う労力を授業や子どもたちに注ぎ、資産形成はシンプルにインデックスで。
これが、40代教員の私が出した答えです。
📌 まとめ
- 教員はローンに通りやすく、副業規定にも触れない範囲で不動産投資が可能。
- しかし「人口減少」「手間の多さ」「物件の見極め」「詐欺リスク」の壁が大きい。
- 忙しい教員にこそ、シンプルで手間がかからない インデックス投資 が合っている。
ただ、不動産投資は決して悪い投資方法ではありません。きちんと学び、よく考え、慎重に進めていけば資産形成の一助になることは否定しません。
もし不動産投資をやられるのであれば書籍等でしっかり学んだ上でやられることをお勧めします!
最後に私が読んだ書籍の中で、読みやすく不動産投資全体がわかりやすく解説されていた本を一冊紹介しますね。

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