【40代教員の退職カウントダウン109:退職まで残り3年4ヶ月】
はじめに
年末が近づくとよく耳にする「差額支給」。
しかし、教員の世界では「なんとなく振り込まれて嬉しいけど、仕組みはよく分からない」という方が多いのではないでしょうか。
私は40代の小学校教務主任(担任兼務)で、2028年度末に正規教員を退職予定です。
※詳しくはこちら → 【私が退職しようと決意した具体的経緯】
本記事では、“そもそも差額支給とは何か”から、“2025年度はいくらもらえるのか”、“地域差や年代差はあるのか”まで、現役教員の方に向けて分かりやすく解説します。
差額支給とは?
差額支給とは、簡単に言うと、
「給与改定が後から決まったため、本来もらえるはずだった分をまとめて後払いしてもらう制度」
です。
そもそも、毎年の国家公務員の給与は民間との比較で決まります。
比較した結果、年度途中に「公務員の給与を引き上げます」という法律(または地方条例)が通ります。
もちろん民間給与の差は4月当初からあるわけです。しかし、4月から法律が通るまでの間に支払われた給料は、当然「改定前の金額」。
その差額を4月まで遡って、まとめてもらうのが「差額支給」です。
通常は 12月の冬のボーナスと合わせて支給 されます。
2025年のボーナスについてはこちらの記事で解説中です
【2025年最新版 教員のボーナスはいくら?都道府県・年代・役職別に徹底解説!】

差額支給はどう決まる?
差額支給が発生する流れは次の通りです。
① 人事院(国家公務員)が民間給与を調査
全国の企業の給与を調べ、国家公務員の給与との差を算出します。
② 国家公務員の給与を引き上げる勧告
2025年度(令和7年度)は 「約3.6%の大幅アップ」 という34年ぶりの大幅勧告が出ました。

③ 各都道府県・政令市が教員給与も改定
教員は地方公務員なので、最終的には 各自治体の人事委員会が決定 します。
ただ、ほぼすべての自治体が「国に準じて」給与を引き上げます。
④ 4月にさかのぼって給与表を改定 → 差額支給へ
法律・条例が整ったタイミングで差額が一括支給されます。このタイミングがボーナスと同時期であることが多いのです。

2025年度の差額支給はどれくらい?(全国傾向)
2025年度は近年で最も大きい差額支給になります。
● 平均:手取り 15〜25万円前後
もちろん個々の号給・教職調整額・地域手当などにより増減しますが、全国平均では 十万円以上の規模となる見通しです。条件によっては二十万円を超える先生もいるでしょう。
理由は2つ:
- 月例給(毎月の給料)が約3%前後アップ
- ボーナスも年間で0.05月アップ
差額支給は月給+各手当の差額を合計したものなので、月給が大きく上がった今年は支給額も大きくなります。

4.都道府県で支給額は違うの?
結論から言うと――
基本的には全国ほぼ横並び。しかし細かな違いはある。
● 全国共通点
- 月例給の改定率はほぼ 3%前後
- 初任給の引き上げは 1万〜1.3万円 とほぼ同じ
- ボーナス改定は +0.05月 で統一
● 違いが出るポイント
- 地域手当(東京23区は20%近く、沖縄や地方は低い)
- 改定時期(条例可決のタイミング)
- 経験年数による号給差
● 例:主要6地域の傾向

| 地域 | 官民較差(=給与アップ幅) | 特徴 |
|---|---|---|
| 東京 | 約3.2% | 地域手当が高く、差額も大きめ |
| 愛知 | 約3.1% | 初任給+12,500円など若手優遇 |
| 大阪 | 約3.1% | 府・市とも若手重視。差額は全国標準よりやや高め |
| 福岡 | 約3.0% | 中堅層にも広く恩恵 |
| 広島 | 約2.97% | 平均年収+23万円の改善 |
| 沖縄 | 約3.0% | 全国水準に追いつくよう改善幅が大きめ |
全体として、今年は どの県でも差額支給額は同じくらい と考えてOKです。
5.年齢によって差額は変わる?
はい、変わります。しかも2025年度は特に 若手が大きく恩恵を受ける年 です。
● 若手(20〜30代前半)が最も増える
理由は以下の通り:
- 人事院が若年層重視の改定を実施
- 初任給が大幅アップ(5〜7%増)
- 経験年数が浅いほど、月給増額幅が大きい
→ 結果として、差額支給も若手の方が多くなる 傾向があります。
私の職場の後輩は差額支給を当てにして、こちらの一眼レフカメラを購入したと言っていました。
● 中堅・ベテラン(40代以降)は少し控えめ
- 改定率は一律2.7〜3%程度
- 若手ほどの上げ幅はない
- ただし、2025年度は中高年層も「9,000円以上増」が保証されている
→ 中堅・ベテランも確実に差額は入るが、若手ほどは多くない。ここは40代の私にとっては痛いところですが、昨今の教員の不人気を考えれば若手厚遇は仕方ないのかもしれません。
もちろんもらえるものは嬉しいですね。私は差額支給を当てにして冷蔵庫と電子レンジを買い替えました(笑)
この差額支給やボーナスの使い道に迷っている方は、私が実際に買って大満足だった商品の紹介記事も参考にしてみてください
【2025年版・教員におすすめ 冬のボーナス&差額支給で買うべき本当にいいもの】

6.まとめ:2025年度は“ここ数年で最も大きい差額支給”
最後にポイントを整理します。
- 差額支給=「遡って支払われる給与の後払い」
- 毎年、人事院の勧告 → 自治体の給与改定 → 差額支給 の流れ
- 2025年度は 3.6%の大幅アップで差額支給が大きい
- 平均手取りは 15〜25万円規模
- 地域差は小さく、全国ほぼ横並び
- 年齢では 若手が最も増える(初任給引上げの影響が大)
- ベテランも確実に増えるが、伸び幅は控えめ
おわりに
「差額支給」は、教員にとって年末の大きな収入源の一つです。
仕組みを知ることで、給与改定の背景や自分の年収がどう変わるのかがイメージしやすくなります。今年はボーナスと共に入る差額支給で素敵な年末年始をお過ごしください。
なお、冬のボーナスや差額支給を元手に投資を始めようと思っている先生はぜひ下の記事を参考にしてください。私の投資結果や資産を公開しています。
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【40代教員の金融資産大公開!投資を始めるためのステップも解説】



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