【40代教員の退職カウントダウン78:退職まで残り3年5ヶ月】
はじめに
私は40代、小学校教員・教務主任(担任兼務)です。3年半後の2028年3月に正規教員を退職すると決めています。詳しくはこの記事をどうぞ→【私が退職しようと決意した具体的経緯】
前回私が自分の資産を公開したのは8月でした。今後はサイドFIREを目指す教員の資産公開シリーズとして1ヶ月に1回、私の資産を正直に公開していきたいと思います。
果たして、私は2028年度末に目標資産額を達成し、サイドFIREができるのか!?
私の目標 5000万円あればサイドFIREできる!
2028年度末に息子たちの教育費と住宅ローンを差し引いて5000万円、これが私たち夫婦の目標です。
なぜかというと、5000万円の資産は適切に運用すれば年間で約5%の利益を生み出すからです。
5000万円の5%、毎年250万円(月20万円ほど)の資産収入。
ここに妻のペットシッターの収益と、私の非常勤講師としての収入を合わせれば、無理なく生活できると計算しています。
元教員の妻の個人事業立ち上げについてはこちら「HOW TO 教員の転職 〜妻の場合〜」
前回の資産状況(2025年8月時点)
2025年8月19日時点の私の金融資産は 約3500万円(マネーフォーワードの画像参照)。
妻の資産(約500万円)を合わせると、世帯で約4000万円 です。
内訳は以下の通り
- 投資信託:約2000万円
- 現金:900万円(うちビットコイン100万円)
- 債券:370万円
- 日本株:150万円
- iDeCo(個人年金):90万円

※ここから住宅ローン残高約600万円と、子ども2人の教育費を考慮する必要があります。
2028年度末に住宅ローン残債は440万円、教育費は二人で1000万円を見込んでいます。
※2028年度末まで勤めた場合、退職金は1300万円程度と見込んでいます。
2025年10月19日の資産状況
2025年10月19日時点の私の金融資産は 約3700万円(マネーフォーワードの画像参照)。
妻の資産(約500万円)を合わせると、世帯で約4200万円 です。
内訳は以下の通り
- 投資信託:約2200万円
- 現金:900万円(うちビットコイン100万円)
- 債券:385万円
- 日本株:131万円
- iDeCo(個人年金):100万円

9月分と10月分の給料が入ったため、収入は約70万円。加えて児童手当の約4万円もありました。
我が家では、私の収入から住宅ローンや光熱費、外食費、学費などを支払っています(日用品や食費は妻のクレジットカードで決済)。それらを差し引いても、結果的に資産は約200万円増加しました。
増加の大きな要因は、自民党総裁選で高市さんが勝利したことによる円安だと思われます。円安が進んだことで、S&P500とオルカン(全世界株式)の投資信託が200万円以上増えたのです。まさに、投資の力を実感する月となりました。
ただし、今回はたまたま好調だっただけで、毎回こうなるわけではありません。資産は増えるときもあれば、当然減るときもあります。
それでも、上下を繰り返しながら長期的に右肩上がりで増えていく――それこそが資産運用の醍醐味だと思います。
次回の公開ではどうなっているでしょうか?
増えても減っても、これからも正直な資産公開を続けていきたいと思います。
教員のための資産形成ロードマップ
私自身が資産を形成してきたロードマップです。もしよければ参考にしてください。
①目標を立てよう
資産形成で最も大切なのは、「なぜ資産形成をするのか」「どこを目指すのか」という目的と目標を明確にすることです。
投資を中心とした資産形成で一番難しいのは“継続すること”。そのためには、理由とゴールをはっきり持つことが欠かせません。
私の場合の目標は、「2028年度末までに金融資産5,000万円を築き、心身ともにストレス過多な今の働き方から卒業すること」です。
目標設定のヒントになる記事はこちら👇
【⚪︎⚪︎万円あればサイドFIREは可能?!教員に資産形成の実例】

②教員の現状を知ろう
目標を立てたら、次は現在地を知ることです。
今、自分はいくら資産を持っているのか? 教員として今後どのくらいの収入が見込めるのか?
現状と未来を見える化することで、現実的なゴールを設定できます。
現状把握に役立つ記事はこちら👇
【教員給与の現状・将来見通しと他業種との比較(2025年時点)】
【結局いくら払ってるの?40代教員が実例で解説する自分の支払った税金と社会保険料の総額】
【自己都合退職でもいくらもらえる?25年勤続の退職金相場と税金を解説】
【第2の人生の軍資金?自己都合退職の場合、退職金はいくらもらえるの?】

③家計を見直して投資資金を捻出しよう
今の時代、資産形成には投資が欠かせません。
しかし、「投資したいけれど資金がない」と感じる先生も多いのではないでしょうか。
まずは家計を見直して、毎月5万円の余剰資金を生み出すことから始めましょう。
最初は生活防衛資金を貯め、それが整えば投資に踏み出すタイミングです。
家計の見直しに役立つ記事はこちら👇
「教員のための「貯める力」入門 ― 生活満足度を落とさず、毎月5万円をひねり出す方法」
「固定費見直しシリーズ① ― 通信費を見直せば、月5,000円はすぐ浮く」
「固定費見直しシリーズ②― 保険の整理だけで月1〜2万円が浮く」
「固定費見直しシリーズ③ ― サブスクを整理して“自動出費”を止めよう」
「固定費見直しシリーズ④ ― 住居費を整えると家計は一気に軽くなる」
「固定費見直しシリーズ⑤― 車のコストを整えると数百万円の差になる」
「教員は持ち家がいい?——住宅ローンの“借りやすさ”が生むメリットと落とし穴」
「教員夫婦でペアローンを組む前に知っておきたい5つの落とし穴」
「車の残価設定ローンは本当にお得? 教員家庭が避けるべき“資産を減らす仕組み”」

④投資の勉強をしよう
家計の見直しで投資に回せる資金ができたら、いよいよ投資のステップに進みましょう。
ただし、始める前に「どのような投資をすれば良いのか」を学ぶことを強くおすすめします。
なぜなら、投資で最も大切なのは途中でやめずに続けることだからです。
なんとなく始めた投資は、相場の変動など想定外の出来事があると怖くなり、途中でやめてしまうことがあります。
長期的に投資を続ける“握力”を保つためには、
- どんな投資方法が再現性を持っているのか
- どんな戦略なら自分に合っているのか
を理解しておく必要があります。
特に教員は、安定した収入と雇用の継続性という強みがあります。
この特性を活かすなら、時間を味方につけるインデックス投資が最もおすすめです。
【投資で儲けるってどういうこと?投資でお金を増やすカラクリをやさしく解説】
【インデックス投資とは?投資初心者の教員にもおすすめの理由を徹底解説】
【投資の勉強法|40代教員が実際に読んで役立ったおすすめ本(初級編)3選】
【投資の勉強法|40代教員が実際に読んで役立ったおすすめ本(中級編)3選】
【投資の勉強法|40代教員が実際に読んで役立ったおすすめ本(上級編)3選】

⑤投資を始めよう
ここまでのステップを踏んできたあなたは、すでに資産形成の成功ルートに乗っています。
インデックス投資の基礎を理解したら、いよいよ実際に投資を始めましょう。
手順は決して難しくありません。
1️⃣ 証券口座を開く
2️⃣ 投資信託(インデックスファンドなど)を購入する
3️⃣ あとは時間を味方にして、ゆっくり育てていくだけです。
特に忘れてはいけないのが、NISA(ニーサ)制度の活用です。投資で得た利益に税金がかからないお得な仕組みで、教員にとっても相性の良い制度です。少額からでも始められるので、まずは一歩を踏み出してみましょう。
投資を始めるために参考になる記事はこちら👇
【投資初心者の教員におすすめ!私も使っているネット証券口座のメリット】
【証券口座を開いたけど結局何を買えばいい?投おすすめのインデックスファンド2選】
【eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は教員におすすめ!アメリカの強さと将来性】
【eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)も教員におすすめ!安心の長期分散投資】

⑥投資に慣れてきたら
投資に少しずつ慣れてきたら、「投資を楽しむ」という視点を持つのも良いかもしれません。
これまで積み立ててきた経験を生かして、他の投資方法について学んでみることで、金融リテラシーが一段と深まります。
ただし、新しい投資にはリスクも伴います。私自身もいくつかの挑戦と失敗を経験してきました。
その経験を踏まえた実例や考え方を、以下の記事で詳しく紹介しています👇
【教員の老後資金対策にiDeCoは向いている?メリットとデメリットを徹底解説】
【教員の老後資金対策にiDeCoは向いている?講師・正規教員・年代別に徹底検証】
【教員が体験したビットコイン投資 〜「やるんじゃなかった!」からの学びと未来へのヒント〜】

✨まとめ
ぜひ先生方にも、資産形成の第一歩を踏み出し、「自由への道」を歩み出してほしいと思います。
このブログが、その小さな一歩を後押しするきっかけになれば幸いです。
次回は11月20日ごろに資産公開を予定しています。
果たして私の資産は増えているのか——?
どうぞお楽しみに!



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