教員の住宅購入を考える 「失敗しにくい家の買い方と、お金の判断軸」

まとめ記事

【40代教員の退職カウントダウン136:退職まで残り3年1ヶ月】


はじめに|教員にとって「家」は最大の固定費であり、最大の分かれ道

家の購入は、多くの教員にとって人生で最も高額な支出です。

にもかかわらず、

  • 周りが買っているから
  • ローンが通るから
  • そろそろ年齢的に

と、十分に考えきらないまま決断してしまうケースも少なくありません。

しかし教員にとって住宅購入は、毎月の家計、将来の資産形成、働き方や退職の自由度に、20年・30年単位で影響し続ける選択です。

このまとめ記事では、これまで書いてきた記事を整理しながら、教員が住宅購入を考えるときにどんな順番で、何を考えるべきかを一つの流れとして提示します。

私は40代の小学校教務主任(担任兼務)で、2028年度末に正規教員を退職予定です。
※詳しくはこちら → 【私が退職しようと決意した具体的経緯


なぜ教員は住宅購入で迷いやすいのか

教員は住宅購入において、一見すると「有利な立場」にあります。

  • 収入が安定している
  • 正規雇用でローンが通りやすい
  • 金融機関から高額融資を勧められやすい

しかし、ここに落とし穴があります。

  • 借りられる額 = 返せる額 ではない
  • 安定収入ゆえに「借りすぎ」やすい
  • 異動・家族構成の変化・休職リスクを軽視しがち

教員は金融を体系的に学ぶ機会が少ないため、「大丈夫そうだから」という感覚判断で進んでしまいやすいのです。

教員は金融を体系的に学ぶ機会が少ないため、「大丈夫そうだから」という感覚判断で進んでしまいやすい

住宅購入の前に、必ず整えたい「住居費」という固定費

住宅購入を考える前に、まず向き合うべきなのが 住居費=固定費の王様 という事実です。

家賃や住宅ローンは、

  • 毎月
  • 強制的に
  • 長期間

支払い続けるお金です。

ここを整えるだけで、

家計は一気に軽くなります。

▶︎固定費見直しシリーズ④ ― 住居費を整えると家計は一気に軽くなる

では、賃貸・持ち家それぞれの住居費の考え方を整理しています。

賃貸・持ち家それぞれの住居費の考え方を整理

教員は「持ち家向き」なのか?メリットと落とし穴

「教員は持ち家がいい」とよく言われます。

確かに教員には、ローンが通りやすい、金利条件が良くなりやすいというメリットはあります。

教員には、ローンが通りやすい、金利条件が良くなりやすいというメリットはあります

一方で、

  • 異動による通勤問題
  • 維持費・修繕費
  • 将来の資産価値

といった点を考えないまま買うと、重たい足かせになる可能性もあります。

▶︎教員は持ち家がいい?——住宅ローンの“借りやすさ”が生むメリットと落とし穴

では、「教員だからこそ注意すべき視点」を整理しています。


教員夫婦のペアローンは本当に安全か

教員同士の夫婦では、ペアローンを選ぶ家庭も増えています。

しかし教員特有の事情として、

  • 育休・時短
  • 病休・休職
  • 異動・単身赴任
  • 最悪の場合の離婚

など、収入構造が変わるリスクも無視できません。

ペアローンはうまくいけば強力、崩れると一気に重くなる仕組みです。

▶︎教員夫婦でペアローンを組む前に知っておきたい5つの落とし穴

で、具体的な注意点を解説しています。

ペアローンはうまくいけば強力、崩れると一気に重くなる仕組み

「買う前」に必要なのは、貯める力

住宅購入で失敗しやすいケースの多くは、貯蓄がないまま、余裕がないまま買ってしまうことです。

住宅ローンは余力がある人ほど安全です。

▶︎教員のための「貯める力」入門 ― 生活満足度を落とさず、毎月5万円をひねり出す方法

では、忙しい教員でも実践できる固定費の整え方を紹介しています。

住宅購入で失敗しやすいケースの多くは、貯蓄がないまま、余裕がないまま買ってしまうこと

今、住宅購入で避けて通れない「金利」の話

現在の住宅購入で、最も重要なテーマの一つが 金利です。

  • なぜ今、金利が上がっているのか
  • 誰が、何を見て金利を上げているのか

これを知らずにローンを組むのは、地図を持たずに山に入るようなものです。

▶︎なぜ今、金利上昇が起きているのか?日銀・物価・住宅ローンを一本の線で理解する

で、背景をやさしく整理しています。


変動金利の「5年ルール・125%ルール」は万能ではない

「5年ルールがあるから安心」「返済額はすぐには上がらない」

これは半分正解で、半分誤解です。

ただ、返済額が変わらなくても、利息は増え、元金が減らず、最悪、借金が増えるというケースもあり得ます。

▶︎教員が住宅購入するときに知っておきたい「金利上昇」― 変動金利の落とし穴

で、具体例を交えて解説しています。


実例|私が「高い家」を選ばなかった理由

理屈だけでなく、実際にどういう選択があり得るのか。

▶︎家の購入は、教員の人生の自由度を決める ― 私が「高い家」を選ばなかった理由 ―

では、私自身の住宅購入の経緯を正直に書いています。

結果として、私は

  • 住宅費を抑え
  • 投資に回せる余力を持ち
  • 働き方の選択肢を増やす

ことができました。


おわりに|家はゴールではなく「人生を支える道具」

住宅購入に、正解はありません。

  • 持ち家が正解の人もいれば
  • 賃貸が正解の人もいます

ただ一つ言えるのは、何も考えずに買う家は、後から重たい後悔になるということです。

教員にとって家は、夢の象徴 ではなく、人生の自由度を左右する「道具」です。

このまとめ記事と、リンク先の記事たちが、あなた自身の判断を助ける材料になれば嬉しいです。

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