教員が体験した暗号資産投資 〜「やるんじゃなかった!」からの学びと未来へのヒント〜

教員の資産形成

【40代教員の退職カウントダウン36:退職まで残り3年6ヶ月】

はじめに

「資産形成」と聞くと、株式や投資信託を思い浮かべる先生方が多いかもしれません。実際、私自身も資産運用の基盤はそこに置いていますし、このブログでは先生方に「インデックス投資」をお勧めしています。

しかし数年前、私は少し変わった投資に手を出しました。それが 暗号資産(仮想通貨) です。

私は40代小学校教務主任(担任兼務)、2028年度末に正規教員退職予定です。

今回は、私自身の体験を交えながら「やるんじゃなかった!」と後悔したところから「なるほど、こういう可能性もあるのか」と感じた学び、そして暗号資産の将来性について先生方にシェアします。


暗号資産(仮想通貨)に興味を持ったきっかけ

数年前、私は70万円を暗号資産に投資しました。

きっかけは漫画「ミナミの帝王」の139巻と140巻に収録されている「恋するコイン編」です(笑)

若者が奪われた恋人を取り戻すためにビットコイン取引所にハッキングを仕掛けるという話です。

物語の中で、ビットコインとその重要技術であるブロックチェーンについて、イラストと共に解説しています。私のような仮想通貨の知識ゼロの初心者にもわかりやすく面白かったです。

漫画としても非常に面白いので、是非読んでみてください。

70万円が20万円に…そして100万円の含み益へ

投資した70万円が何倍になるだろうとドキドキしていたところ、直後に大暴落。評価額は一時20万円まで減少し、「やるんじゃなかった!」と激しく後悔しました。

投資初心者で、たった数日のうちに50万円も含み損を出した経験などなく、あまりにショックで後悔ばかりが渦巻きます。

しかし、そのまま売らずに保有を続けたところ、2024年の価格上昇で評価額も急上昇、含み益は100万円を超えるまでに回復しました。

ただ、下落の時に感じたストレスが嫌で、2024年夏頃に投資額70万円を含めた80万円を売却して利益確定しました。

投資元本は利益確定したので、私はこれ以上ビットコインを購入しなければ損をすることは絶対にないという状況です。

ただ、あの下落を考えると、本当に心臓に悪い投資です。以下の画像が現在の仮想通貨の保有額です。

Screenshot

画像の評価額110万円と合わせて、投資した最初に70万円が190万円になった事になります。大暴落の時に我慢して持ち続けて本当に良かったです(涙)

私の場合は結果的にプラスになった一例にすぎません。暗号資産は大きなリスクを伴った投資であり、私の場合はたまたま幸運が重なったに過ぎないのです。

ただ、この暗号資産投資を通じて「暗号資産は資産形成の中心にはならないが、未来を感じられる学びの投資になる」と思うようになりました。


暗号資産(仮想通貨)とは?

そもそも暗号資産とは、ブロックチェーンという技術を基盤にした新しい形の通貨・資産のことです。現在は種類がたくさんあり、下の2つは私も保有している代表的な暗号資産です

  • ビットコイン:「デジタルゴールド」と呼ばれ、発行上限があるため希少性が特徴。多分一番有名。
  • イーサリアム:送金に加え「スマートコントラクト(契約を自動実行できる仕組み)」を持つプラットフォーム。

暗号資産は単なる投資商品ではなく、新しい社会インフラを支える技術でもあります。

そもそも私も、ミナミの帝王で知ったブロックチェーン技術に未来を感じて暗号資産(仮想通貨)の投資に興味を持ったのです。


将来の可能性

暗号資産やブロックチェーンには、すでに多くの応用が始まっています。

1. 金融

  • 海外送金が数分〜数時間、しかも低コストで可能に。
  • 外国人労働者や留学生の仕送りに革命的な利便性をもたらす。

2. 教育

  • 卒業証書や資格証明のデジタル化:偽造防止や国際利用に役立つ。
  • 学習履歴の一元管理:学校や国を超えて学びを安全に引き継げる。

    → 先生方の業務負担を減らす可能性すらあるのです。

3. デジタル社会

  • ゲームやメタバース内で資産を「所有」し、現実の資産として取引。
  • 将来、子どもたちは「仮想空間で稼いだ収入」を持ち帰る時代に。

4. 社会の透明性

  • 政治や行政での応用。選挙の投票や教育予算の流れをブロックチェーンで管理すれば、不正や改ざんを防ぎ透明性を高められる。

教員が暗号資産に触れる意味

暗号資産は値動きが激しく、資産形成の「中心」にするのは危険です。70万円が20万円なら「悲しい」で済みますが、700万円が200万円になってしまっては笑えません。

しかし少額であれば、次のようなメリットがあります。

  • 未来の技術を「体験」できる
  • 社会やニュースを実感をもって理解できる
  • 子どもたちに新しい技術を伝える材料になる

つまり、「学びのための投資」 としての価値があると考えます。

初めての一歩に

もし「少し触れてみたい」と思ったら、いきなり大金を投じるのではなく、数千円〜数万円程度から始めるのが安心です。

また、暗号資産についてもう少し学びたいという事であれば以下の書籍がお勧めです。

まずは体験し、「未来の社会インフラ」に触れてみましょう。。

幸運が重なれば、今日投資した1万円が10年後に100万円になっているかもしれませんしね(笑)

まとめ

  • 私は70万円を投資し、一時20万円に減り大後悔
  • しかし保有を続けた結果、190万円に回復
  • 暗号資産は資産形成の中心にするには値動きが大きすぎる
  • ただし「未来を学ぶ投資」としては価値がある
  • 教員だからこそ、子どもたちの未来を見据えて少し触れてみるのもいいかもしれない

未来の教育と社会を考えるうえで、暗号資産は避けて通れないテーマかもしれません。

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