【40代小学校教員の退職カウントダウン26:退職まで残り3年7ヶ月】
はじめに
「ChatGPTって気になるけど、どうやって授業や校務に使えばいいの?」
そんな先生方の声をよく耳にします。
実際に私自身も使い始めた頃は、うまく使いこなせず「便利そうだけど使いこなすのが難しい…」と感じていました。
私は40代の小学校教務主任(担任兼務)
2028年度末に正規教員を退職する予定です。
私は今仕事でチャットGPTを使い倒しています。もはや一番の仕事のバディです(笑)
文部科学省や国も生成AIを公務でも授業でも使い倒していこうという方向に舵を切っています。
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この記事では 私が普段チャットGPTに打ち込んでいる言葉をまとめ、教員向けのChatGPT活用プロンプト集 として「そのまま使えるテンプレート形式」でご紹介します。
授業・支援・校務・研究の4分野に分けたので、自分の場面に合わせて活用してみてください。
① 授業準備に使えるプロンプト
授業案作成
あなたは【学年・教科】の教師です。単元【 】を授業の中で子どもたちに【 】の力をつけさせたいです。【 】時間分の授業の案を作成してください。【 】の力がついたかどうかを確認する評価方法も提示してほしいです。
板書計画
【学年・教科・単元】の授業で使う板書例を考えてください。黒板を【3分割】して、見出し・説明・まとめが整理された形にしてください。

② 生徒理解・支援に使えるプロンプト
やさしい言葉で説明
【内容(例:裁判の流れ)】を【学年】の生徒にわかるように説明してください。難しい言葉は簡単に言い換えをしてください。
個別支援アイデア
【学年】の【特性(例:注意が散りやすい)】の生徒に、【教科・単元】を教えるときの工夫を5つ提案してください。
③ 校務効率化に使えるプロンプト
お知らせ文作成
保護者向けに【行事名】のお知らせ文を作成してください。日時・場所・持ち物を明確に書き、全体を【300字以内】でまとめてください。日時は【 】場所は【 】持ち物は【 】です。敬語表現を整えてください。
会議資料整理
会議で出た意見【ここに箇条書きで入力】をもとに、3つの提案に整理してください。それぞれのメリット・デメリットを表形式で示してください。

④ 教員自身の学び・研究に使えるプロンプト
教育理論の解説
【教育用語(例:主体的・対話的で深い学び)】について、授業で活かせる具体例を交えて中学生にも説明できるように解説してください。
研究授業の相談
【学年・教科・単元】の研究授業を計画しています。子どもが主体的に学べる活動アイデアを【5つ】提案してください。
⑤ ちょっと便利な用途
テスト問題作成
【学年・教科・単元】の確認テストを作ってください。選択問題【3問】と記述問題【2問】を用意し、模範解答もつけてください。
文章添削
次の文章を、保護者に伝わりやすいように丁寧な表現に直してください。【ここに文章を入力】

ChatGPTを使いこなすコツ
- 役割を与える:「あなたはベテラン教員です」と指定する
- 対象を明確にする:学年・教科・単元・児童生徒の特性
- 出力形式を指定する:箇条書き、表、スライド案など
- 条件を加える:「難しい言葉は使わず」「300字以内で」など
こうした「型」を覚えておくだけで、ChatGPTは授業や校務の“相棒”になります。
もう少し生成AIを深く学びたい、使いこなしたいという方はこちらの本がおすすめです
①坂本良晶さんの著書『教師の仕事がAIで変わる!さる先生のChatGPTの教科書』です。ChatGPTを活用した授業準備、学級経営、校務支援の具体的な使い方を豊富な図版付きで解説してくれています。ITが苦手でも取り組みやすいスタイルです。
②『学校の生成AI実践ガイド 先生も子どもたちも創造的に学ぶために』です。AIの基礎知識だけでなく、授業や校務での活用事例も豊富に掲載されています。教師が生成AIを“教える”ための導入やアイデアを得るのに最適です。
まとめ
ChatGPTは正しくプロンプトを工夫すれば、
- 授業準備の時短
- 校務の効率化
- 生徒理解のサポート
- 教員自身の学びの深化
といった場面で即戦力になります。
もしがっつり活用できるようになりたければ、私の読んだ書籍の中では『学校の生成AI実践ガイド』や『ChatGPTの教科書』がおすすめです。
使いこなせるようになれば日々忙しい教員生活の中で、ChatGPTはまさに「もう一人の同僚」として助けてくれる存在になるでしょう。ぜひこの記事のプロンプト集を活用して、あなたの授業や仕事に取り入れてみてください。
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