【40代小学校教員の退職カウントダウン④退職まで残り3年7ヶ月】
はじめに
もし今、あなたが
「このまま定年まで続けられるのか…」
「教員辞めたいけど、その後の生活は大丈夫だろうか…」
と感じているなら、私も数年前まで同じスタート地点にいました。
私は40代、小学校教員・教務主任(担任兼務)です。3年半後の2028年度3月で正規教員を退職することを決めています。
今日は、正規教員退職後に私がどんな生活をしたいのか。今思い描いている2028年度末のゴールを説明するために、FIREという生き方を知ってもらいたいと思います。
1. 退職後の生活を考える前に知っておきたいFIREとは
退職はゴールではなくスタートです。
まずは私の考え方のベースになっている「FIRE(ファイア)」という考え方からお話ししますね。
FIREという考え方に出会ったのはコロナ禍の頃でした。
FIREというのはFinancial Independence, Retire Early(経済的自立と早期退職)の頭文字で、経済的に自立して早期退職しようよって意味です。
簡単にいうと、働かなくても生活費をまかなえる状態を作ること。です
例えば、あなたの年間生活費が300万円なら、300万円のお金を毎年生み出してくれる資産を持てば、理論上は仕事を辞めても暮らせます。
毎年お金を生み出してくれる資産なんてあるの?と思いましたよね。
あなたも一つは持っているはずです。それは「銀行預金」
銀行預金って「利子」がつきますよね?
あなたが銀行に100万円お金を預けていたら、1年で2200円くらいは働かなくてももらえます。「銀行預金」はあなたの貯金であると同時に、お金を生み出してくれる資産でもあるのです。
もしあなたが仮に13億7000万円の銀行預金という資産を銀行に持っていたら、働かなくても毎年300万円の利子収入があるので仕事を辞めても生活費は大丈夫ということ。
これがFIREの基本的な考え方です。
いや、13億あったら生活費300万円とか関係ないわというツッコミはおいといて!
実は利子のようにお金を生み出してくれる資産は「銀行預金」以外にも結構たくさんあります。
それが株や債券、不動産といった資産です。
それらは持っているだけで利子のようにお金を生み出してくれます。

これらの資産をたくさん持っていれば、給料がなくなっても(あるいは今よりも少なくなっても)全然生きていけるじゃん!というのが「経済的自立」
経済的自立ができるなら、早めに仕事を退職しても大丈夫だよね、というのは「早期退職」
合わせてFinancial Independence, Retire Early(経済的自立と早期退職)、FIREです。
2. FIREの3つのタイプ
FIREにもいくつかの種類があります。自分のライフスタイルに合った形を選べるのが特徴です。
- ファットFIRE(Fat FIRE)
- 贅沢も楽しむゆとりあるFIRE
- 年間生活費が高めで、必要資産も多い
- 例:年間生活費500万円 → それを全額資産運用でまかなう
- 贅沢も楽しむゆとりあるFIRE
- リーンFIRE(Lean FIRE)
- 必要最小限の生活費でミニマルに暮らすFIRE
- 必要資産は少ないが、選択肢はやや制限される
- 例:年間生活費200万円 → 少ない資産でFIRE可能
- 必要最小限の生活費でミニマルに暮らすFIRE
- サイドFIRE(Side FIRE)
- 資産のお金+好きな仕事や短時間労働で不足分を補うFIRE
- 必要資産が少なく、精神的にも生活的にもバランスが良い
- 例:年間生活費350万円→200万円を資産運用、150万円を負担の少ない労働で賄う

3. 私が目指すFIREの形
私は2028年度末に③サイドFIREを達成することを目指しています。
3年半後に正規教員を退職し、非常勤講師ややってみたかった仕事をしながら生活。
足りない分は資産運用で補い、老後の生活費や子どもの学費も資産からまかなう計画です。
非常勤講師の給料や働き方などについて知りたい方はコチラの記事↓
【公立小中学校の非常勤講師:勤務形態・待遇の実態と現実的な選択肢としての可能性】
もしサイドFIREが達成できれば、やりがいよりも疲弊が大きい正規教員を辞めて、今よりも自由な時間を生み出せる。それが私にとって幸せな生活だろう、というのが私のゴールです。
たたそのためには、お金を生み出してくれる資産が必要です。
次回の記事では、現在私が持っている資産をその額とともに大公開、合わせて2028年度末までにその資産をどう増やしていくかや、その資産をどのように増やしてきたを共有します。ぜひ読んでみてください。
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