【40代教員の退職カウントダウン122:退職まで残り3年3ヶ月】
はじめに
「今日の授業、なんだか子どもたちの反応が薄いな……」
「復習をしたいけど、プリントだと盛り上がらない」
そんなふうに感じること、ありませんか?
授業の中で復習はとても大切だと分かっていても、毎回プリントを刷ったり、問題を考えたりするのは正直大変です。
そこで今回の「授業で使えるちょっとした小ネタシリーズ」では、子どもが自然と前のめりになり、全員が参加できる復習ツール「カフート(Kahoot!)」を紹介します。
私は40代の小学校教務主任(担任兼務)で、2028年度末に正規教員を退職予定です。
この「授業で使えるちょっとした小ネタ」シリーズでは、20年以上の教員経験の中で「これは使える」「子どもの反応が明らかに違った」そんな小ネタを中心に紹介しています。
楽しみながら復習できる「カフート(Kahoot!)」とは?
カフート(Kahoot!)は、クイズ形式で学習内容を復習できるICTツールです。

教師が作成したクイズに対して、子どもたちはタブレットやPC、スマートフォンを使って答えます。
一見すると、ただのクイズアプリ。
ですが、実際に授業で使ってみると、その威力に驚かされます。
全員が参加できるのが、カフート最大の強み
カフートの一番の魅力は、「全員が必ず参加できる」ことです。正解率の高い子どもがリアルタイムで表示され、大盛り上がり!
・挙手しなくていい
・発言しなくていい
・間違えても恥ずかしくない
答えは一人一台の画面に表示され、正解・不正解は本人にしか分かりません。
そのため、普段は発言しない子、自信がなくて手を挙げられない子も、自然と参加します。
「復習に参加していない子」が、ほぼいません。

授業のどこで使う?おすすめのタイミング
私がよく使うのは、次のような場面です。
- 単元の終わりの10分
- テスト前の確認
- 朝の会・帰りの会
- 学期末のまとめ
特に効果的なのは、「今日はここまで」の締めとして使うこと。
「最後にカフートやるよ」と言うだけで、集中力が一気に戻ります。
教師側の準備も、実はそれほど大変ではない
ICTツールというと、「準備が大変そう」と感じる先生も多いと思います。
でもカフートは、
- 問題は選択式
- 既存のクイズを流用できる
- 一度作れば翌年も使える
慣れてくると、5〜10分で復習クイズが作れるようになりますし、どこかの先生が作成した復習クイズをそのまま活用させてもらえます。
何より、子どもたちの反応を見ると「やってよかった」と思える場面が多いです。
初めての先生でも大丈夫|カフート(Kahoot!)の基本的な使い方
「便利そうなのは分かるけど、正直、使い方がよく分からない」
カフートについて、そう感じている先生も多いと思います。
ですが、実際の操作はとてもシンプルです。ここでは、初めて使う先生向けに、最低限これだけ分かればOKという形で紹介します。
① 教師は「問題を出す人」、子どもは「答える人」
まず押さえておきたいのは役割です。
- 教師:問題を作る・出題する
- 子ども:タブレットやPCで答える
教師と子どもが同じ操作をするわけではありません。
② 教師側の準備(授業前にやること)
① Kahoot!のサイトにアクセス
ブラウザで
👉 「Kahoot!」と検索。公式サイトを開きます。
Googleアカウントがあれば、そのままログインできます。

② クイズを作る(または探す)
クイズは2通りの方法があります。
① 自分で作る
- 問題文を入力
- 選択肢を2〜4つ入力
- 正解にチェック
これだけです。文章問題でも、写真付きでも作れます。
② すでにあるクイズを使う
実はここが一番ラクです。
- 教科名や単元名で検索
- 他の先生が作ったクイズを使用
「まずは使ってみたい」という場合は、既存クイズを使うだけでも十分です。


③ 授業中の流れ(ここが一番簡単)
① 先生が画面を共有する
プロジェクターや電子黒板に、教師用画面を映します。
すると、6桁ほどの「ゲームPIN」が表示されます。

② 子どもはPINを入力するだけ
子どもたちは、
- Kahoot!の参加画面を開く(WEB検索「カフート」でOK)
- 表示されたPINを入力
- 自分の名前(ニックネーム)を入力
これだけで参加完了です。
ログインやアカウント作成は不要なので、低学年でもスムーズに参加できます。

③ クイズ開始!
あとは、先生が「スタート」を押すだけ。
- 問題は全員同時に表示
- 制限時間内に選択
- 正解が画面に表示
この繰り返しです。

④ 間違えても大丈夫な仕組み
カフートの良いところは、
- 誰が間違えたか、周りには分からない
- 間違えても次の問題にすぐ切り替わる
という点です。「当てなきゃいけない」空気にならず、考えることに集中できます。

⑤ 最初は「完璧」を目指さなくていい
初めて使うときは、
- 問題は5問くらい
- 内容はその日の復習
- 操作に慣れることが目的
これで十分です。正直、最初は先生のほうがドキドキします(笑)
でも一度やってみると、「思ったより簡単だった」と感じるはずです。
⑥ ICTが苦手な先生へのおすすめの始め方
もし不安があれば、
- 朝の会
- 帰りの会
- テスト前の5分
など、授業の本筋ではない時間で試してみてください。
失敗しても大丈夫な空気の中でやると、気持ちがとても楽です。
カフートは「使いこなす」より「使ってみる」
カフートは、完璧に使いこなす必要はありません。
- 1回やってみる
- 子どもの反応を見る
- 次に少しだけ改善する
それで十分です。
「楽しみながら復習できる」その価値を、まずは先生自身が感じてみてください。
おわりに
復習は地味で、後回しにされがちです。でも、学力を支えているのは、間違いなく復習です。
カフートは、その復習を「楽しい時間」に変えてくれます。
- 音楽が苦手な先生に「笛星人」があるように
- 計算力アップに「エレベーター計算」があるように
復習には、カフートという選択肢があります。
授業のどこかに、ほんの5分。小さな変化を入れてみてはいかがでしょうか。


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