【40代小学校教員の退職カウントダウン13:退職まで残り3年7ヶ月】
はじめに
「証券口座を開いたけど、商品(ファンド)が多すぎてどれを買えばいいかわからない」
証券口座を開いた人から、よく聞く悩みです。
私は40代の小学校教員・教務主任(担任兼務)です。
3年半後の2028年度3月で正規教員を退職することを決めています。
これまで投資を色々試してきましたが、投資に失敗することが不安な先生方におすすめしたいのは eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)、通称「オルカン」です。
なぜなら、オルカンはその名のとおり世界中に分散投資できる安心感があるからです。

S&P500とオルカンの違い
前回の記事で紹介したS&P500のファンドと比べてみましょう
- S&P500ファンド … アメリカの代表的な500社にまとめて投資。
- オルカン … 世界中の株式市場(約50か国・数千銘柄)に自動的に投資。
つまり、S&P500は「アメリカ一本勝負」、オルカンは「世界中にまんべんなく投資」という違いです。
今までのリターンはアメリカの方が大きいです。これは近年はアメリカが世界で一番経済成長をしたからです。
ただ、教員の私たちは普段、ニュースを細かくチェックしたり、株価に一喜一憂している時間はありません。
アメリカがこれからも今まで通り発展するのかどうか?それを分析する時間もありません。
だからこそ「世界経済そのものの成長に乗っかる」オルカンのシンプルさは強い味方になります。

オルカンをおすすめする3つの理由
1. 投資先が世界中に分散されて安心
アメリカ、ヨーロッパ、日本、新興国まで。
どこか1つの国が不調でも、他の国がカバーしてくれるのでリスクが分散されます。
教員のように「安定」を重視する人にピッタリです。
ちなみに日本株もトヨタや三菱UFJなど、全体の6%弱ほどで構成されています。
オルカンを購入すれば、トヨタの株主であると言えます。
2. 手数料が安い
eMAXIS Slim シリーズの最大の強みは「業界最低水準の手数料」。
オルカンも信託報酬は 0.05775%程度 と格安。
100万円を投資しても年間の手数料は600円前後です。
3. 投資規模が大きくて安心
このファンドの純資産総額はすでに 2兆円超え。
大人気で規模が大きいため、安定した運用が期待できます。
教員にとってのメリット
- 忙しい毎日でも放置でOK → 積立設定しておけば手間ゼロ
- 安定した給料でコツコツ積立 → 給与天引き感覚でできる
- 退職金や年金と相性抜群 → 老後資金の土台にプラスできる
授業や保護者対応に追われる日々でも、オルカンなら「完全放置」で資産形成が進みます。
【具体例】教員が毎月積み立てたらどうなる?
毎月3万円をオルカンに積み立てると…
- 10年で 元本360万円 → 5%運用なら約460万円
- 20年で 元本720万円 → 5%運用なら約1,200万円
これは「ただ給与から自動積立をして放置しただけ」の成果です。
退職金や年金と合わせれば、老後の安心感が大きく変わります。
ちなみにオルカンのここ30年ほどの年平均リターンは8%ほどです。
まとめ
- S&P500はアメリカ一本、オルカンは世界中に分散投資
- オルカンは「安さ」「規模の大きさ」「分散」の三拍子揃った優秀ファンド
- 教員の安定収入×放置投資で、着実に資産形成ができる
「アメリカ集中か、世界分散か」
迷うんだったら、まずオルカンから始めるのがおすすめです。
忙しい先生でも安心して続けられるのが、オルカン最大の魅力です。

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