【40代小学校教員の退職カウントダウン⑫:退職まであと3年7ヶ月】
はじめに
「証券口座を開いたけど、結局どのファンドを買えばいいの?」
投資を始めたばかりの教員が最初に悩むのがこの疑問です。
私は40代、小学校教員・教務主任(担任兼務)です。
3年半後の2028年度3月で正規教員を退職することを決めています。
教員が投資をするなら、私が断然おすすめするのは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)。
なぜなら、アメリカ経済の圧倒的な強さと、S&P500の長期的な成長実績が、その投資先としての安心感を裏付けているからです。
今回は私もたくさん投資しているこの投資ファンドについてお話します。
S&P500の驚異的な成長
まずは過去40年のS&P500の推移を見てみましょう。難しく考えず、この商品の価値のグラフだと思ってください。

ご覧の通り、一時的な下落(ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックなど)はあるものの、長期的には右肩上がりです。
私が生まれた年の1981年にもし10万円を投資していたら、2025年には数百万円規模になっている計算です。しかも何のメンテナンスもなしに「買ってほっとくだけ」です。
これこそ「時間を味方につける投資」の力です。
アメリカ経済が強い3つの理由
S&P500の価値が安定して成長を続けられる背景には、アメリカという国そのものの強さがあります。
1. 世界の基軸通貨「ドル」
世界貿易や投資の多くはドル建てで行われています。
石油や穀物などの取引もドル基準。つまり、世界中がドルを必要としているのです。
ドルが基軸通貨である限り、アメリカ経済は常に資金を集め続けます。
それに比べて最近の円は、、、
2. 人口増加による消費拡大
日本やヨーロッパが人口減少に悩む中、アメリカは移民政策などにより人口が増え続けています。
人口増加は労働力と消費の拡大につながり、経済成長の土台となります。
日本は2024年の出生数が70万人切っているというのに、、、
3. 株主ファーストの仕組み
アメリカでは企業が利益を株主に還元する仕組みが整っています。
法律面でも企業の姿勢においても、投資家が安心して資金を投じられる環境が保障されています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の魅力
ただ、S&P500を基準とする投資商品はいくつもあります。では、なぜ数ある投資信託の中で「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を私がおすすめするのか?
1. 業界最低水準の手数料
信託報酬は年0.09%程度。
100万円を運用しても年間わずか900円ほど。低コストで続けやすいです。
2. 小額からスタートできる
100円から積立可能。
毎月の給料から自動積立を設定すれば、完全放置で資産形成が進みます。お試しで100円からスタートして、余剰資金ができるたびに積立額を増やしていけばいいのです。
3. 投資規模が圧倒的に大きい
大人気のこのファンド、資産総額が1兆円を超えており、日本のS&P500ファンドの中でもトップクラス。投資規模が大きいファンドは運用が安定し、投資の失敗リスクが極めて低い点が大きな安心材料です。
教員におすすめの理由
- 給与が安定している → 積立投資を続けやすい
- 忙しい教員でもOK → インデックス投資は「ほったらかし」で済む
- 退職金+年金にプラス → 早期退職資金や老後資金の柱になる
【具体例】教員が毎月積み立てたらどうなる?
例えば、毎月3万円をeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に積み立てたとします。
- 年間 → 36万円
- 10年間 → 360万円(元本)
- もし年平均リターンが 5% なら → 約460万円
- 年平均リターンが 7% なら → 約500万円
さらに20年積み立てると……
- 元本 → 720万円
- 年平均リターン5%なら → 約1,200万円
- 年平均リターン7%なら → 約1,500万円
つまり、長期で見れば「給与天引き感覚で積み立てただけ」で、退職金にプラス数百万円〜数千万円規模の資産形成が可能になるのです。
ちなみに毎年5%や7%なんて都合よくいくの?と思ったかもしれませんが、この40年の年率リターンは9%なので控えめに見積もっています。

まとめ
- S&P500は 過去40年で年平均9%成長
- アメリカ経済の強さは「ドル」「人口増加」「株主ファースト」
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は低コストで世界的企業にまるごと投資できる
- 教員の安定収入と忙しさからくる「ほったらかし投資」との相性は抜群

次回は、もう一つの人気ファンド eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー) を紹介します。
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