【40代小学校教員の退職カウントダウン⑨】
新学期が近づくと憂うつになる先生へ
夏休みもいよいよ終盤。
「あと少しで新学期か…」と考えると、胸のあたりが重たくなる先生も多いのではないでしょうか。
授業の準備、行事、保護者対応。頭ではわかっていても気持ちがついていかず、休んだはずの夏休みなのに疲れが取れない。そんな感覚、私自身もよくわかります。私も教務主任として、そして担任として目の前に業務が山積み、、、
私の妻も、かつては同じように教員として働いていました。この時期は憂鬱を共有していたものです。けれど今彼女はペットシッターに転職し、毎日忙しくても「楽しい」と言えるようになっています。(元教員の妻の転職についてはこちら)
妻の言葉には、今の教師が置かれているしんどさを映すリアルな気づきがありました。
妻の声から見える「教師のしんどさ」
1. 休みの日も気持ちが休まらない
「土日でも月曜日の授業や保護者対応のことが頭から離れなかった。完全にOFFがなかった」と妻は振り返ります。
休日なのに「仕事モード」が心の中で続いている。この状態では、体だけでなく心まで疲弊してしまいます。
2. 将来に希望が持てない
「先輩や管理職を見ても、自分の未来にワクワクできなかった」とも言っていました。
長く続ける仕事である以上、将来の姿に希望を見出せないのは、大きなストレスです。
3. 指導の手応えが得にくい
「昔に比べて保護者や子どもに遠慮して、自分が良いと思える指導がしづらくなった」
理想と現実のギャップが広がり、「やりたい教育」と「できる教育」の間で葛藤が生まれる。これもしんどさの大きな要因です。
私自身も共感した「しんどさ」
妻の言葉を聞きながら、私自身も胸に刺さりました。
特に「休めない感覚」は、自分にも強く当てはまります。日曜の夜になると月曜日の授業や会議を思い出して憂うつになる…そんな経験を繰り返してきました。
「教師がしんどい」と感じるのは、能力や努力不足ではありません。
むしろ 常に気を張っていなければならない環境 だからこそ、普通に頑張っていてもしんどくなるのだと思います。

サイドFIREという選択肢に出会って
そんな中で出会ったのが サイドFIRE という考え方でした。(サイドFIREって何という人はこちら)
「定年までフルタイムで頑張り続けなくてもいい」「将来は少し働き方をゆるめてもいい」
そう思えるようになっただけで、不思議と気持ちが軽くなったのです。
逃げ道や選択肢を持つことで、逆に「今の授業をもう少し楽しんでみよう」と前向きになれる。私にとっては大きな気づきでした。

まとめ:選択肢があるだけで気持ちは楽になる
現代の教師が「しんどい」と感じるのは、仕組みとして休みにくく、将来に希望が持ちにくく、思うような指導がしにくい環境にあるからです。
でも、転職やサイドFIREといった選択肢を知り、自分の将来を自分で選べると思えるだけで、毎日の重さは変わってきます。

夏休みの終わりに憂うつを感じている先生へ。
今すぐ環境を変えなくても、「いざとなったら別の道もある」と思えるだけで、少し気持ちが楽になります。
そしてその余裕が、教師という仕事をもう一度前向きに楽しむ力になるのではないでしょうか。
もうすぐ始まる2学期、共に頑張っていきましょうね!!
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