【40代教員の退職カウントダウン67:退職まで残り3年5ヶ月】
はじめに
Netflix、Amazonプライム、音楽配信、電子書籍、クラウドストレージ、習い事系アプリ、トレーニングジム…。
気づけば「月500円くらいだからいいか」と契約したサブスクが積み重なり、毎月数千円〜数万円が自動で流出していませんか?
固定費の中では小さいサブスクですが、複数積み上がると驚くほど大きな金額になります。また、サブスクの怖いところは、意識せずにお金が流出していくところです。
ただ、整理をしようと意識するだけで、先生方の家庭にとっても「見直しやすく、効果が出やすい」節約でもあります。生活防衛資金や投資のための資金に回すためにサブスクの見直しはおすすめです。
私は40代小学校教務主任(担任兼務)、2028年度末の正規教員を退職予定です。
詳しくはこちらの記事から→【私が退職しようと決意した具体的経緯】
サブスクが危険な理由
- 毎月自動で引き落とされるため、気づきにくい
- 「今月使ってないけど、まあいいか」と放置しがち
- 契約時は安くても、気づけば合計で高額に
- すぐに解約すればいいかと思って契約したものも、「解約が面倒」でなんとなく続けてしまう

見直しのステップ
1. 全てのサブスクを書き出す
まずは「家計簿アプリ」やカードの利用明細をチェック。
→ 夫婦で共有すると「え、これまだ契約してたの?」という発見がよくあります。
2. 「今月使ったか?」で判断
- 1ヶ月に一度も開かなかったサービスは即解約
- 「便利だけど使わなくても困らない」ものも候補に
3. 代替手段を考える
- 動画:複数契約を1つに絞る(例:NetflixかAmazonプライムどちらか)
- 音楽:無料プランやYouTubeで代替可能
- 書籍:読みたい本は買い切りの方が安いことも
4. 契約方法を工夫する
- 年間払いは慎重に:使わなくなっても返金されない
- 解約日をカレンダーに記録して「次回更新前に見直し」
- ファミリープランを活用すれば一人当たりのコストが下がる
私の実例
- 夫婦でサブスクの見直しに取り組んだところ、Amazonプライムを重複して契約していることがわかった→妻の契約を解約しファミリープランに変更
- みたい映画があり、その時にネットフリックスを契約したが、その映画以外はAmazonプライムを利用していた→ネットフリックスを解約
- ミュージックアプリを複数契約していた→YouTubeミュージックに一本化
- ヤクルトは元々子どもに飲ませたくて契約していた→子どもの成長に合わせて解約
- ギガスクール構想の中で仕事で使うクラウドストレージは自治体が準備してくれるようになった→個人のクラウドストレージは解約
- お天気アプリの有料サービスはコスパから解約
- YouTubeプレミアは利用頻度が高い→解約せず継続利用
- ジム+サウナ会員は利用頻度が高いが夜しか行かない→ナイト会員に変更
見直しも始めてみれはそんなに大変ではなく、合計で月に数千円の支出削減になり、その分投資資金に回すことができるようになりました。

ケース別シミュレーション
- 例1:動画サブスク3つ契約(各1,000円)→1つに絞る
→ 月2,000円、年24,000円の削減 - 例2:クラウドストレージを無料枠+学校アカウントに統一
→ 月1,000円、年12,000円の削減 - 例3:ジムの月会費8,000円→自宅トレーニング+市民体育館へ
→ 年10万円規模の削減

よくある疑問Q&A
Q. サブスクを削りすぎると楽しみがなくなりませんか?
A. 「使っているものは残す」が基本。浪費ではなく“価値ある消費”なら問題ありません。
Q. 教材系のサブスクは子どものためになるのでは?
A. 学習効果があるなら残す。ただし「惰性で続けている」ものは一度解約してもいいかも。
Q. 年間払いの方が得では?
A. 本当に1年間使い続けるなら有効。でも途中で使わなくなった場合の損失リスクを考えましょう。
まとめ
- サブスクは「少額×複数」で大きな固定費になりやすい
- 「今月使ったか?」を基準に棚卸し
- 削るのは“価値を感じないサービス”だけでOK
- 年間数万円規模の削減が可能で、そのまま投資資金に回せる
固定費を見直して投資資金を生み出そうシリーズ
「教員のための「貯める力」入門 ― 生活満足度を落とさず、毎月5万円をひねり出す方法」
「固定費見直しシリーズ① ― 通信費を見直せば、月5,000円はすぐ浮く」
「固定費見直しシリーズ②― 保険の整理だけで月1〜2万円が浮く」
「固定費見直しシリーズ③ ― サブスクを整理して“自動出費”を止めよう」
「固定費見直しシリーズ④ ― 住居費を整えると家計は一気に軽くなる」
「教員は持ち家がいい?——住宅ローンの“借りやすさ”が生むメリットと落とし穴」
「教員夫婦でペアローンを組む前に知っておきたい5つの落とし穴」
「固定費見直しシリーズ⑤― 車のコストを整えると数百万円の差になる」
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